躾について ②
子どもは親を見て育つ。
I'm your father!(こっちのハッピーセットのおまけ)
躾にまず大切なのは、お手本を示すこと。
次に必要なのは、子どもの理解力を上げること。
子どもが生まれたとき、親ならばまず健康に成長してくれることを心から望む。
それが子どもが順調に成長してくれるにつれて、
「うちの子、隣の子に比べて歩くのが遅い」
「まだ字が読めない」
「何でうちの子は頭が悪いの」
と思ったりすることもある。
これらは健康が大前提のものであり、考えてみれば贅沢な悩みだ。
「健康」の次に願うべきは
「人様に迷惑をかけないこと」だと私は考えている。
私の中で、これは
「相手を思いやれること」と同意義である。
そういう人を私は
「賢い」と評す。
私にとって「賢い」とは「学校の成績がよい」ではなく、人の気持ちが推し量れることなのである。
いくら成績が良くても、人の気持ちが汲めないような人を私は「賢い」とは言いたくない。
「人に迷惑をかけない」
=「人の気持ちを思いやる」
=「賢い」
≠「成績がいい」
ところがおもしろいことに、「人の気持ちが理解できる」ような賢さをもつ子は「成績がいい」子が多いのである。
「賢い」→「成績がいい」
「成績がいい」→
「賢い」
「成績がいい」だけの子を育てても仕方ないが、「人の気持ちが理解できるようになるため」に、勉強は一つの近道と言えそうだ。
精神を鍛えるためにまず体を鍛えるのと同じ理屈。
子どもには理解力を早めにつけてやりたいものだ。
無論、特に乳幼児に急に大人の理解力を求めることはできないので、
躾けるのに、
・理由の理解は後でいいからまず「だめ」という場合と、
・「だめ」な理由を理解させつつ注意する場合とを、
その場その場で使い分けることになる。
つづく?
ほんだらの。
↑休み明けでお疲れのところ、読んでいただきありがとうございます。ぽちっぽちっ。
柴 英斗
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